土用の丑の日
土用とは
土用とは四季の終わりの1/5をさし、春夏秋冬4回の土用があります。
今では夏の最も気温の高い日が続く頃の、立秋前の18日間の夏の土用がよく知られています。
そしてその最初の日を土用の入りとしているのです。
土用がつく言葉は、土用波、土用干しなどがありますよ!
食べ物にかかわるものには土用しじみや土用うなぎがあります。
土用干しは衣類などだけでなく梅を干すことも。
土用の丑の日が近づくとうなぎの蒲焼がたくさん売られたり、ニュースで鰻屋さんの映像が流れるようになりますね。
うなぎの旬は冬
今では土用の丑の日にうなぎは欠かせないものとなっています。
本来うなぎは夏ではなく10~12月が旬になります。
なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるようになったかというと
江戸時代中頃、平賀源内が鰻屋さんから「夏はうなぎが売れない」という話を聞いて
宣伝用に「本日土用丑の日」と書き、うなぎを食べることで長生きできるとしたのが始まりです。
もともと丑の日に「う」のつく食べ物を食べると体にいいという言い伝えがありました。
「う」のつく食べ物はうどん、うり、梅干しなど。
そこでうなぎも「う」がつく食べ物としてこのコピーが生まれたのではないかと言われています。
万葉集にも記載があるように、日本では古くから薬、栄養食としてうなぎを食べられていました。
世界中で19種のうなぎが生息しています。
そのうち日本には日本オオウナギとオオウナギ(カニクイ)の2種が生息しています。
うなぎはたんぱく質はもちろん、DHAやIPAが多く含まれ、ビタミン類も含んでいます。
土用の丑の日には蒲焼きにして食べるうなぎですが
昔はうなぎを丸ごと筒切りにして串を打って焼いていました。
その後、島根で「出雲うなぎ」といわれて腹から裂き焼く調理法が関西に伝わり
関西流地焼きに発展しました。
江戸時代に関東に伝わりましたが、武士の多い江戸では「切腹」につながるとして腹裂きを嫌い
背から裂いて蒸し焼きにする関東風の大蒲焼きに。
そして18世紀初め頃には蒲焼きをるお店ができ
しょうゆとみりんの普及とともに「江戸前」の蒲焼きが売られるようになりました。
世界のうなぎ料理
日本では蒲焼きが代表的ですが
ドイツやオランダでは燻製にしたり
ベルギーではグリーンソース煮にして食べています。
スペインではうなぎの稚魚をオリーブオイル炒めにして食べられています。
******
うなぎにシークワーサーこしょう
うなぎの蒲焼には山椒をかけることが多いですが
今回は写真では山椒ではなくシークワーサーこしょうを上にのせました。
我が家では生タイプのシークワーサーこしょうを使っていますが、粉末もあるみたいです。
これだと見た目には山椒をふりかけるのと同じですね!
シークワーサーこしょうはゆすこしょうに似ています。
ゆずこしょうがあればぜひうなぎに添えてみてください!
さっぱりしておいしかったです♪
**********
ポチッと押していただけると嬉しいです♪
Facebook、Instagramも見てね♪