今日は「畑の肉」とも呼ばれている大豆についてのお話
昔から日本の食卓には欠かせない大豆。
原産国は東南アジアで、中国から伝えられました。
ヨーロッパでは育ちにくく、アジア圏が適地で日本では弥生時代から栽培されるようになりました。
奈良時代に入ると中国との外交も盛んになり、味噌や醤油の加工方法も伝わってきました。
平安時代には稲に変わる税金としても納められていました。
大豆は良質なタンパク質を含み、骨粗しょう症予防にはたらくカルシウムや、貧血予防になる鉄も豊富に含まれています。
女性ホルモンのエストロゲンと似たはたらきを持つイソフラボンを含み、骨粗しょう症の予防が期待できます。
カリウムやビタミンB1、食物繊維なども多く、健康維持に効果的です。
豆腐や納豆など大豆加工品を利用して大豆の栄養を撮るのもいいですね。
大豆は黄色いものだけでなく、青大豆や黒大豆もあります。
青大豆についてはこちらにも少し書いています。
http://yui.cooking/portfolio/%e9%9d%92%e5%a4%a7%e8%b1%86/
大豆加工品といえば?
豆腐、納豆、厚揚げ、油揚げ、おから、高野豆腐、豆乳、湯葉、味噌、醤油があります。
豆腐や納豆は普段から食べる機会も多いと思います。
大豆のすぐれた栄養は上にも書きましたが、そのままでは消化吸収されにくいという欠点があります。
生の大豆のままではほとんど消化されず、加熱しても60~70%くらいしか消化されません。
ところが加工食品にすることで消化吸収率が90%以上になります。
青大豆で作ったお味噌はこちらに詳しく書いています。
古代の中国では、大豆は大型の豆、小豆は小型の豆という意味で使われており、単純に大きさを指していました。
そら豆など大型の豆があるにも関わらず「だいず」が「大豆」と呼ばれるようになったのは
大きい豆ではなく大切な豆の意味だと考えられています。
こんなに昔から日本人の生活の中にあった大豆。
子供の頃を考えると、節分の豆まきの時以外は喜んで食べていなかったように思います。
もっと大豆の食べやすいご飯も考えてみようと思います!
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