沖縄といえばどんな食べ物を思い浮かべますか?
ゴーヤや紫芋、海ぶどうなどがありますが
今回は島らっきょうをいただきました。
島らっきょうとは?
らっきょうは丸くて白い、独特の匂いがある食べ物で
漬物になっていたりカレーと一緒に食べたりしますね。
しかし沖縄の島らっきょうはどんな形かというと
白くて細長く、ねぎや谷中生姜のような形をしています。
浅漬やキムチ漬けなど漬物、天ぷら、炒め物として食べるのがおすすめで
沖縄の伊江島や沖縄南部の糸満市で主に生産されており、
島らっきょうは12月から6月まで収穫されます。
島らっきょうの匂い成分「アリシン」
島らっきょうにも、にんにくやねぎにも含まれる「アリシン」が含まれています。
アリシンは匂い成分で、食欲増進効果があります。
またアリシンはビタミンB1の吸収を高めてくれるのでビタミンB1を多く含む豚肉、うなぎや玄米と一緒に食べると疲労回復も期待できます。
今回は島らっきょうの浅漬、酢漬け、キムチ漬けの3種類をいただきました。
やちむんの長皿中央にのっているのはミミガーとくらげの和え物です。
主菜が淡泊な時に一緒に島らっきょうを食べるのもアクセントになっておすすめです。
付属でかつお節と青じそドレッシングを島らっきょうにつけてくれていました。
かつお節と青じそドレッシングを合わせた島らっきょうをサラダのトッピングにしてもおいしいそう!
この島らっきょうを盛りつけたお皿が沖縄の「やちむん」です。
やちむんとは?
「やちむん」とは沖縄の方言で「焼き物」ということです。
沖縄の土は薄く伸ばすことができず、やちむんはぼってりとした特徴があります。
魚紋や唐草などの植物モチーフや南国的で大胆な絵付けが多く
釉薬は沖縄の鉱石やサトウキビ、ガジュマル、サンゴなど自然原料から作ったものを使用しています。
登り窯で焼かれるやちむんの中には「蛇の目」と呼ばれる碗や皿を重ねて焼くときに残る円形の跡があり、今では全国的に珍しい製法となっています。
やちむんの歴史
やちむんは1616年に薩摩藩から技術指導のために陶工が訪れたことがきっかけで、その後各地で焼き物が作られるようになりました。
1682年に琉球王府は沖縄県内の窯場を那覇の壺屋に集め、王国をあげて陶工の養成や陶器産業の復興に力を注ぎました。
現在は那覇市内の国際通りや牧志公設市場の近くに壺屋はあり、観光も行いやすいです。
この地で行われるようになった理由は、首里城と那覇の中間地であり、水や土の確保ができ、薪や粘土など物資を受け取るために利用した安里川に近いためだと言われています。
壺焼は泡盛を入れて輸送に使われており、泡盛の輸出が増えた明治から大正時代に活気づき、生産量も増えました。
その後壺屋は低迷しますが、1926年頃に暮らしの中で愛用された日用品に「用の美」を見出し活用する民藝運動が始まり魅力が全国に伝わりました。
しかし太平洋戦争や焼き物製作時の煙による公害問題により衰退の危機が訪れます。
そんな時に沖縄の中部にある読谷村が文化村構想を進めており、陶工たちに元米軍基地を提供し、登り釜を作ることを提案したため多くの陶工たちが読谷村に移り現在のような「やちむんの里」として発展しました。
沖縄への旅行の時は「やちむんの里」などやちむんにふれあえる観光地に行くのもおすすめです。
読谷村には約64の工房があるとされ、やちむんの里には19の工房があります。
工房により表情の変わる焼き物を見るのも楽しいですね!
絵付けの体験ができるツアーもありますよ!
やちむん・陶芸体験
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